ヌートバー選手はなぜ日本代表?侍ジャパンへの夢と「話すと100%好きになる」魅力を紹介!

WBC侍ジャパンのリードオフマンとして、日本の世界一に貢献したラーズ・ヌートバー選手

初の日系人選手として日本代表に選ばれ、一気に日本中から注目される存在になりました。

今回は、なぜ現役メジャーリーガーが日本代表としてプレーしているのか日本人の心を掴んだヌートバー選手の魅力など、サクッとまとめてみました。

目次

ヌートバー選手がなぜ侍ジャパン?

ヌートバー選手ってこんな人

ヌートバー選手はロサンゼルス出身のアメリカ人メジャーリーガーです。

現在はカージナルス所属で、2022年シーズンは108試合に出場。

出塁率・長打率・OSPはメジャーの平均を上回るほどの活躍を見せています。

そんな彼が、どうしてアメリカ代表ではなく日本代表としてプレーしているんだろうと思った人も多いはず。

WBCの出場資格

WBCでは各代表チームへの出場資格の1つに、こういう規定があります。

両親のどちらかが当該国の国籍を有している

つまり選手本人に日本国籍がなくても、父母どちらかに日本国籍があれば日本代表として出場できるということです。

ヌートバー選手はこれに該当します。

母親が日本人のため代表へ

ヌートバー選手の父親は、アメリカ人のチャーリーさん。

そして母親が日本生まれの日本人、久美子さんです。

アメリカ人の父と日本人の母の間に生まれたハーフということです。

ヌートバー選手自身はアメリカ国籍ですが、母親が日本人のため出場資格を満たし、日本代表としてプレーできるんですね。

少年時代から憧れていた侍ジャパン入り

日本代表への憧れの原点

そんなヌートバー選手ですが、日本代表で野球をするのが小さい頃からの夢だったといいます。

2006年、9歳の時。

当時の高校日本代表がアメリカ遠征をした時に、ヌートバー選手の家もホストファミリーとして何人かの選手を招きました。

その時に、高校生だった田中将大投手や斎藤佑樹さんらと交流を深めたそうです。

選手みんなからサインをもらい、嬉しそうな笑顔でパシャリ。

いつしか「自分も日本代表として参加したい」という思いを抱くようになります。

未来の日本代表、誕生!

その後リトルリーグでオールスターチームに選ばれた時。

選手紹介ビデオのインタビューの中で

名前はラーズ・ヌートバー 背番号21 日本人です

僕は日本を代表してここにいます

と「日本代表宣言」までしています!

日本の高校生をマネして、帽子のツバをクイっと折り曲げてプレーしていたそうです。

母・久美子さんは

「こんなこと言って、10年後 20年後に後悔するよ」と話していたけど、本当に日本代表になっちゃった

日刊スポーツ

と、笑いながら語っていました。

こんなかわいい一面も

また、今回日本代表に選ばれてから、よほど嬉しかったのか家での振る舞いに変化があったそう。

なんと自分のことを「侍ジャパン」と呼んでいるというんです。

侍ジャパン(自分)が来るよ 朝ごはん用意して

侍ジャパン(自分)お腹すいた

と、一人称が侍ジャパンに。

すでに侍ジャパンになりきってる様子が、かわいいですね!

ファンを惹きつけ、魅了するヌートバー選手の魅力とは

代表選出の会見で、栗山監督はヌートバー選手について

『彼と話すと、100%全員好きになる』

と評していました。

そんな誰からも愛されるヌートバー選手の魅力を紹介していきます。

周りを虜にする人間性

ヌートバー選手を一言で表すと、まさにナイスガイ!

明るく味方を盛り上げ、いいプレーをした選手には大きなアクションで迎える。

ファンだけでなく選手からも愛される、チームになくてはならない存在になりましたね。

デッドボールを受けた日のヒーローインタビューでは

ちょうど凝っていたところにぶつかったので、ほぐれてよかった

と、ユーモアで返す一面も。

今回の侍ジャパンにこれまで以上の一体感を感じるのは、ヌートバー選手の力が大きいのかもしれません。

観衆を沸かせるプレースタイル

パワーとスピードを兼ね備えたプレーは、将来メジャーを代表するとも言われています。

ただそれ以上に惹きつけられるのが、そのプレー姿勢

一球一球真剣にボールを追う守備、スキあらば二塁を陥れようとする走塁など、日本人の心をグッと掴みました。

韓国戦で飛び出したスーパーダイビングキャッチは、多くの人の記憶に刻まれたことでしょう。

彼が打席に立つたびに送られる「ヌーーーート!」の声援は、日本でもすっかり浸透しましたね。

あふれ出る日本愛

少年時代のエピソードからもわかるように、日本への愛とリスペクトが感じられるところも魅力のひとつ。

センターの守備につく時に、外野席のファンへ深々と一礼をする姿が印象的でしたね。

日本語ができないのに、一生懸命「君が代」を練習してきた気持ちに胸を打たれたファンも多かったでしょう。

韓国戦のヒーローインタビューの最後では

ニッポンダイスキ、ミンナアリガトー!

と日本語で感謝を伝え、ひときわ大きな歓声を集めていました。

礼節を重んじ、日本への愛を隠さず戦う姿勢に「誰よりも侍」と評したファンもいたそうです。

まとめ

ヌートバー選手が日本代表でプレーしている理由と、その魅力について見てきましたがいかがだったでしょうか。

お母さんが日本人であるため、掴み取った侍ジャパンのユニフォーム。

期待に違わぬ活躍と愛されるキャラクターで、我々を魅了し続けています。

WBCだけでなく、2023年シーズンのヌートバー選手の活躍に目が離せないですね!

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