東京ヤクルトスワローズの村上宗隆(むねたか)選手。
侍ジャパンの4番候補、類まれなスイングスピードで左右どちらにも飛ばせる長打力が魅力の若きスラッガーです。
2022年シーズンは5打席連続ホームラン、56本塁打など数々の記録を打ち立て、史上最年少で三冠王に輝きました。
球界を代表する打者となった村上選手は、プロでどのような成績を納めてきたのでしょうか?
年度ごとの成績や年俸を、その年の活躍と一緒に振り返っていきましょう。
(※年俸はその年のオフに更改した金額)
試合数 | 打率 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 打点 | 三振 | 出塁率 | |
2018 | 6 | .083 | 1 | 0 | 0 | 1 | 2 | 5 | .214 |
2019 | 143 | .231 | 118 | 20 | 0 | 36 | 96 | 184 | .322 |
2020 | 120 | .307 | 130 | 30 | 2 | 28 | 86 | 115 | .427 |
2021 | 143 | .278 | 139 | 27 | 0 | 39 | 112 | 133 | .408 |
2022 | 141 | .318 | 155 | 21 | 1 | 56 | 134 | 128 | .458 |
通算 | 553 | .281 | 543 | 98 | 3 | 160 | 430 | 565 | .405 |
プロ1年目・2018年 鮮烈なデビュー!初打席初ホームラン
試合数 | 打率 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 打点 | 三振 | 出塁率 | |
1軍 | 6 | .083 | 1 | 0 | 0 | 1 | 2 | 5 | .214 |
2軍 | 98 | .288 | 105 | 21 | 1 | 17 | 70 | 84 | .389 |
ルーキーイヤーは二軍スタート。
6月にイースタン・リーグで好成績を収めファーム月間MVPを受賞します。
(ヤクルトの高卒新人としては山田哲人選手以来)
9月11日に一軍昇格。
同日の広島戦で、プロ初打席初ホームランという衝撃的なデビューを果たしました。
この年はイースタン・リーグ(2軍)で優秀選手賞・新人賞・努力賞に選出されています。
年俸:800万円で更改
プロ2年目・2019年 セリーグ新人王受賞
試合数 | 打率 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 打点 | 三振 | 出塁率 |
143 | .231 | 118 | 20 | 0 | 36 | 96 | 184 | .322 |
開幕戦から6番サードで出場。
5月12日の巨人戦では、初の4番に座ります。
7月には三塁手部門のファン投票1位でオールスターに選出され、10代でホームラン競争出場という快挙も果たしました。
8月12日の横浜戦では、9回裏・1点ビハインドから逆転サヨナラツーランを放ちます。(サヨナラホームランの最年少記録を66年ぶりに更新する19歳6ヶ月での達成)
プロ2年目は初の全試合フル出場で、セリーグ新人王に輝きました。
年俸:4500万円で更改(3700万UP)
プロ3年目・2020年 年俸1億超え 最高出塁率のタイトル
試合数 | 打率 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 打点 | 三振 | 出塁率 |
120 | .307 | 130 | 30 | 2 | 28 | 86 | 115 | .427 |
開幕戦を4番サードでスタート。
6月・7月と好成績を残し、球団最年少20歳での月間MVPに選ばれます。
7月2日の広島戦では、9回無死満塁からサヨナラ満塁ホームランをレフトスタンドへ。(王貞治さんの20歳4ヶ月に次ぐ史上2番目の若さでの記録)
個人タイトルとしては、最高出塁率を最年少で獲得しました。(出塁率.427)
年俸:1億円で更改(5500万UP)
(高卒4年目での1億超えは、田中将大投手、ダルビッシュ有投手と並ぶ最速タイ記録)
プロ4年目・2021年 初のホームラン王でセリーグMVPに
試合数 | 打率 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 打点 | 三振 | 出塁率 |
143 | .278 | 139 | 27 | 0 | 39 | 112 | 133 | .408 |
開幕から不動の4番として全試合出場。
本塁打・打点を量産し、チームを首位に押し上げる活躍を見せます。
9月19日には、清原和博の記録を32年ぶりに塗り替える史上最年少21歳7ヶ月でプロ通算100本塁打を達成。
またこの年はチームがオリックスとの日本シリーズを制し、日本一に輝きました。
本塁打は惜しくも40本に届かなかったものの、岡本和真選手とともにホームラン王を獲得。
オフには、セリーグMVPを受賞しました。
(21歳での受賞は、松井秀喜さんを抜いて史上最年少の快挙)
年俸:2億2000万円で更改(1億2000万UP)
プロ5年目・2022年 史上最年少の三冠王誕生
試合数 | 打率 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 打点 | 三振 | 出塁率 |
141 | .318 | 155 | 21 | 1 | 56 | 134 | 128 | .458 |
5月の巨人戦で2試合連続の満塁ホームラン。
6月・7月と2ヶ月連続月間MVP受賞と、昨年からの好調をキープ。
7月31日の阪神戦から8月2日の中日戦にかけて、日本プロ野球史上初の5打席連続本塁打の金字塔を打ち立てます。
10月3日のDeNA戦では、シーズン最終戦・最終打席に56本塁打を達成しました。(王貞治さんの日本人最多本塁打記録を更新)
チームも首位を走り、日本一は逃したもののリーグを連覇。
村上選手は打撃三部門すべてのタイトルを獲得し、最年少となる22歳の若さで令和初の三冠王となりました。
(セリーグでの三冠王はランディ・バースさん以来36年ぶり)
年俸:3年18億円(年6億円)で更改
まとめ
村上選手のプロでの成績を振り返りましたが、いかがだったでしょうか?
数々の記録を打ち立てた2022年シーズン。
今後の目標を聞かれると
「現実的な数字はすべて狙いたい」と語っていました。
プロ野球記録60本塁打の更新、2年連続の三冠王への挑戦と、2023年シーズンも私たちを楽しませてくれそうです。
どんな活躍を見せてくれるのか、今年も若きスラッガーから目が離せないですね。
試合数 | 打率 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 打点 | 三振 | 出塁率 | |
2018 | 6 | .083 | 1 | 0 | 0 | 1 | 2 | 5 | .214 |
2019 | 143 | .231 | 118 | 20 | 0 | 36 | 96 | 184 | .322 |
2020 | 120 | .307 | 130 | 30 | 2 | 28 | 86 | 115 | .427 |
2021 | 143 | .278 | 139 | 27 | 0 | 39 | 112 | 133 | .408 |
2022 | 141 | .318 | 155 | 21 | 1 | 56 | 134 | 128 | .458 |
通算 | 553 | .281 | 543 | 98 | 3 | 160 | 430 | 565 | .405 |