6月17日、敵地カンザスでのロイヤルズ戦に臨んだ大谷翔平選手はバックスクリーンに推定133.2m、23号の特大ホームランを放ちました。
ホームランの素晴らしさもさることながら、現地の実況から飛び出た謎の日本語フレーズにSNSがざわついています。
いったいどういうことなのか、検証していきましょう。
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特大HRで飛び出した「このバーベキューはいいですね!」
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まずは話題となったホームランのシーンをどうぞ。0:22あたりを見ると…
コノ バーベキューハ イイデスネ!
と、実況から謎の日本語が飛び出していますね。
この日の実況は、エンゼルスの地元放送局のマット・バスガージアンさん。お相手は名物解説者のマーク・グビザさんです。
この珍実況に、SNSでも
かなーりの反応が集まっていました。
火の出るような豪快ホームランが生んだ迷フレーズ??
ちょっと前後の会話を整理してみましょう。
マット「ビッグボーイリブ!」(大物の放つ打球だ!)
グビザ「(彼に比べたら)私たちなんて価値が無いよ」
マット「コノ バーベキューハ イイデスネ!」「Barbecue is good !」
グビザ「パトリックは、また日本に戻ってスポーツ紙を取りに行かないといけないね」
会話になってないですね(笑)。興奮冷めやらぬ、あの豪快ホームランの直後なんで当然です。
この日本語フレーズ、どうやらスタジアムのあるカンザスシティーの名物料理「バーベキュー」にホームランをなぞらえようとした結果、出てきたもののようです。
その証拠に、直後「Barbecue is good !」と「このバーベキュー(のように香ばしいホームラン)は素晴らしい!」との説明が加わっています。
大谷選手の「火の出るような打球」を「香ばしいバーベキュー」に例え、日本語で表現しようとしたのでしょう。
興奮を隠しきれぬまま「日本語で表現」→ 慌てて「英語で訂正」が真相のようです。
「オオタニサン!」に代表されるように、大谷選手が活躍するにつれて現地の実況が日本語で表現しようとする場面も増えました。(私は好きです)
ただ今回のように、日本語ネイティブの我々には「何やそれ!」とツッコミたくなるものがあるのも事実。
この先、大谷選手のホームランでどんなフレーズが生み出されるのか、ちょっと注目して見るのもおもしろいかもですね。
過去にもあった!珍実況の数々をプレイバック
今回の実況のマット・バスガージアンさん。以前から「独特な日本語」を生み出すことでも知られていました。
どんな日本語なのか、一部ピックアップしたので堪能してみてください。
スワッテクダサイ・ジャア〜マタネ!
153km/hのフォーシームで豪快に空振りを奪った時に「スワッテクダサイ!」って言ってますね。実はこれ、マットさんお馴染みのフレーズでよく使われる表現なんです。
意味は諸説あるんですが、メジャーで三振を奪った時によく聞く「Sit down(ベンチで座ってろ)」を日本語に変換する時にていねいになっちゃった!というのが有力です。
では、最後の「ジャア〜マタネ!」は?
メジャーではサヨナラホームランを打った時に「Good bye !」がよく使われます。それのピッチャー版ではないかと言われています。
ドコカニイッテ、ハヲミガク!
144km/hの高めのスプリットで三振を奪い、ダグアウトに引き上げようとする時に
「ドコカニイッテ、ハヲミガク!」
確かに言ってますね(笑)。
この不可解なフレーズについては、普段は考察しようとする日本のファンも「わけわからん」「アメリカンジョークか?」「日本語かわよ」とお手上げ状態。
「バッターボックスから出て、歯でも磨いてろ」という意味なのか、う〜ん…謎は深まるばかりです。
まとめ
大谷選手の特大ホームラン後に飛び出した謎フレーズ「このバーベキューはいいですね!」について解説&過去の迷実況の数々を紹介をしてきました。
珍実況の方に目が行きがちですが、このホームラン、実は大谷選手のメジャー通算150号のメモリアル弾。松井秀喜さんのペースを大きく上回っての日本人最速記録だそうです。
おまけに23号は、メジャーリーグ全体のホームランランキング1位!
とんでもない記録を、現在進行形で打ち立て中なんです。
この先どのように記録を積み上げていくのか。
大谷選手の今後の活躍に、一瞬たりとも目が離せないですね。
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